<写真(上):ハゲてきた頃のマロン編集長。目と目の間(眉間)が…ウケる!>
ここのところWDW(ディズニーワールド)の記事が続いたので、ここでちょっと一休み。
これは、我がブログの編集長、マロン(チワワ)がまだ小さかったころのお話。
犬の場合、希に脱毛症を起こす子がいます。毛色がブルーやイザベラのような希少な色の子犬によく見られる現象ですが、我が家のマロン(チワワ)のように、チョコタンでもたまに起こることがあるようです。
両親がチョコタン×チョコタンの掛け合わせだと遺伝子上好ましくないと言われていますが、マロン編集長はブラックタン(母)×チョコタン(父)の親から生まれた子なので、脱毛が始まったときは正直驚きました。
妻は小さい頃から多くのチワワに囲まれて育ちましたが、マロン編集長のように全身の毛がスカスカになるのは初めてだったようです。
ハゲ(脱毛)はどのように進行したか
生後3ヶ月目に我が家に引き取ったマロン、その頃はまだ普通の子でした。ところがそれから10日ほど経った頃から徐々に目頭付近の毛が薄くなっていることに気がつきました。当初は「ただの換毛期(毛が生え替わる時期)だろう」と思っていたのですが、3ヶ月と20日ぐらいの頃には目元の毛がスカスカ(冒頭写真)、そこからさらに10日経った生後4ヶ月ぐらいの頃には全身の毛がスカスカになってしまう事態に。でも、皮膚が荒れているとか、そういったことはありません。毛だけがゴソっと抜けていっているのです。一番ひどいときは顔も冒頭の写真よりもはるかにスカスカになっていました。
<写真(下):約生後4ヶ月のときのマロン編集長の身体。>
ハゲ(脱毛)に悩む飼い主もそれなりにいる
特にストレスを掛けているわけでもなく、本人もいたって元気で食欲旺盛、食生活も普通に気をつけているのに、この脱毛症状。
たまたまワクチン接種で病院に行った際に獣医さんに聞いてみるものの、「換毛期というだけでここまで抜けるのはあまり見たことがない」と言われ、ますます心配に。簡単な診断をしてもらいましたが、該当する病名や原因はすぐには分かりませんでした。
なので自分たちでもネットでいろいろ調べてみると、脱毛で悩む飼い主さんもそれなりに多い様子。それらの飼い主の中には、「いろいろ病院を巡ったりサプリを与えてみたり...」という苦労をされている方も多いようでしたが、一方で、「病院をめぐったり、サプリをいろいろ試すこと自体が、犬にとってはストレスだ」と考える方もいるようです。
我が家はどうしたか?
「サプリが効いた、○○が効いた」という体験談をいくつかネットでも拝見したものの、そもそも本当にサプリが効いたのか?というとそこは何とも言えません。ひょっとしたらその犬はサプリをあげなくても自然に治った可能性だってあるわけで...。サプリが犬の肝臓や腎臓等の内臓に与える影響もよく分かってはいませんのでそちらの方も正直言って心配です。また、皮膚炎やホルモン異常など原因がハッキリしていれば治療も可能なのでしょうけど、今回のように原因が分かりづらい場合は、その原因特定のために病院を連れ回すことになりますので、それもまたマロンには気の毒かなとも思いました。もちろん、自分の愛犬でこういう症状を目の当たりにすると、やはりいろいろやってあげたくなる気持ちもよく分かりますので、サプリ等の対応をされる飼い主のお気持ちも分かります。
というわけで、結局私たちは、「あんまり神経質にいろいろやっても、マロンにとってはストレスだよね」ということで、そのまま様子を見ることにしました。なんといっても、ハゲていてもマロン本人は全く気にせず元気に遊んでいることですし、たとえハゲでも可愛い愛犬、治らなければ「全身の毛を剃ってしまおうね」なんて言ってました(ただし、うかつに剃ると”毛刈り後脱毛症”という別の疾患の原因になることもあるとのこと)。
その後の経過
ところが、それから約1ヶ月ほど経った生後5ヶ月ごろ、
あれあれ!?
なんと無事フサフサに戻りはじめました。まったく、私たちの心配はどこへやら。
結論から言えば、「単に毛の生え替わり方が普通の犬と違ってた」ということだったのでしょう。普通なら毛が抜けるときに同時に新しい毛も生えてくるはずなのが、なぜか先に毛が抜けてしまって、少し遅れてから新しい毛が生えてきた、ということです。
もうじき2歳になろうとしているマロン編集長、今でも毛の生え替わりの時期に目元が若干薄くなることはありますが、ハゲるような箇所はもうありません。
<写真(下):なぜかキメ顔のマロン編集長。左はハゲ(脱毛し)始めた頃、右はハゲの面影もない現在のキメ顔。>
同じ境遇の飼い主の参考になれば
ハゲが進行していた頃、「何もしないで見守ろう」と決めたものの、そうはいってもやっぱり毎日心配していろいろ調べまくりました。なぜ今回このような記事を書いたかというと、このように「全身ハゲハゲになったが、何もしなくても結局自然とフサフサに戻った」という症状は、実は獣医さんでも知らない場合が多くて、実はネットで検索してもほとんど出ていないからです。なので、同じ境遇の飼い主の方の参考になればと思いました。
もちろんハッキリした原因があるかもしれませんので一度は病院で見てもらった方がいいと思いますが、すぐに疑わしい原因が分からない場合は、子犬のハゲは見守るだけで自然に治ることも結構多いのでは?と思います。また、私たちの経験で言うと、獣医さんに相談する場合でも必ずしもこのマロンのように激しく毛が生え替わる子犬を見たことがないという先生もいるので、そのあたりも頭の片隅に置いて、どう対処するのか、あるいは対処しないで見守るのか、を総合的に判断するといいでしょう。
補足:
マロン編集長の脱毛とは異なり、症状がハッキリ分かっている脱毛症もたくさんあります。XX脱毛症、XX皮膚炎、XX症候群..などなど。獣医さんの診断や処方で良くなる脱毛もたくさんありますので、脱毛が改善する兆しが無い場合は、ワクチン接種やフィラリア予防で獣医さんに行かれる際についでに相談されるのがいいと思います。
それに、もしハゲが治らなくても、犬本人はハゲを気にしてないのがいいところ。今思えばハゲのマロンもとても愛嬌があって可愛かったです。お風呂の後もすぐ乾くので便利でしたしね!
ではまた。
<共著: Maron P. 編集長 × チーフライター Mr.Ricie >
著者(共著)
編集長 Maron P.
こう見えても女性(メス)です。”犬がブログなんて書けるか”なんて言わないでください。書けるんです!(ということにしてください。)著者(共著)
編集部 チーフライター Mr. Richie
人生とは面白いもので、齢(よわい)40をすぎて突然アメリカで生活することになりました。本ブログ唯一の男性ライター。