WDW連載:アウトレットに市バス(公共交通機関)で行く方法

<写真:(左)ディズニースプリングでの市バス(LINXバス)の乗り場と、(右)路線50番のポール拡大図。"11"という数字の上に、小さく"LINX 50"と書かれています。>

※この連載は、アメリカのフロリダ州オーランドにあるディズニーワールド(Walt Disney World、通称WDW)に関するものです。

WDWの近隣にはアウトレットの大型ショッピングセンターが2つもあります。名前が似ているのでちょっとややこしいのですが、
Orlando Vineland Premium Outlets(WDWに近い方)と、
Orlando International Premium Outlets(WDWから遠い方。ユニバーサルスタジオに近い。)
です。
ところが、WDWの公式ホテルに泊まっている場合、WDW内には公共交通機関が乗り入れていないので、アウトレットなどWDWの外のエリアに出ようとすると大変不便です。

アウトレットに行く一番簡単な方法

一番簡単な方法はホテルでタクシーを呼んでアウトレットに行くことです。でもタクシー代もそこそこかかりますので、ちょっとためらってしまいます。
そこでネットで検索すると「公式ホテルからディズニースプリングスまでディズニーの公式バスで移動して、ディズニースプリングスからアウトレットまでタクシーで行く」という記事が多く見受けられます。その方法だと公式ホテルから直接アウトレットにタクシーで行くよりかはいくぶん安くあがりますが、それでもタクシー代はそれなりにかかります。
また、オーランドには観光客用の循環バスであるi-Ride Trolleyという有料のトロリーバスもありますが、WDW内に乗り入れていないのでWDWに近い方のアウトレットまではタクシーで行かなければならず、ディズニー宿泊者にはやや使い勝手が悪いです。市販のガイドブックを見ても、これらの行き方以外はほとんど書かれていません。

実は公共交通機関(市バスLINX)で行ける!

タクシー代がもったいないので何か方法はないものかと、オーランドの市バスのルートを丁寧にネットで調べてみると、実はタクシーを使わなくてもアウトレットに行く方法がありました。WDW内のホテルやテーマパークには市バス等の公共交通機関が乗り入れていないのですが、ディズニースプリングスには市バスのバス停があります。なので、公式ホテルからディズニースプリングスまではディズニーの無料の公式バスで移動して、そこから市バスに乗ってアウトレットに行くと非常に安く動くことができます。
ただし、市バスも1本ではなく途中で乗り換えが必要なのが難点ですが、地元のバスに乗るのも観光としては楽しいですので、試してみてください。

行き方のダイジェスト

細かい注意点は後から記載しますが、2カ所あるアウトレットを両方回るなら下記の通りがいいでしょう。ここで言う市バスというのはLINXと呼ばれているバスを指します。地図はここには記載しませんが、下記バス停の名称をGoogleマップで検索すれば場所が出ます。

(1)ディズニー公式ホテル

↓ ディズニーの公式バス(無料)

(2)ディズニースプリングスで公式バスを下車、そして市バス50番に乗り換え(バスの方向に注意)
(この市バスのバス停の場所は後述の”注意点その1”に書きました。)

↓ 市バス(50番 INBOUND方向)

(3)バス停:Sea Harbor Drive and Central Florida Parkwayで下車、そのまま、同じバス停で8番のバスに乗り換え

↓ 市バス(8番 INBOUND方向)

(4)バス停:W Oak Ridge Road and International Driveで下車

このバス停の道路を渡ると一つ目のアウトレット、
Orlando International Premium Outlets
です。

次に、ここからもう一つのアウトレットである、
Orlando Vineland Premium Outlets
へ行くには、

(5)バス停:International Dr and Oak Ridge Rdで8番に乗る
先ほど降りたバス停とは場所が異なるので注意。

↓ 市バス(8番 OUTBOUND方向)

(6)バス停:Vineland Avenue and Regency Village Driveで下車
このバス停が終点ですので降りるのを間違えることはないかと。

このバス停の道路を渡ると2つ目のアウトレット、
Orlando Vineland Premium Outlets
です。

ここからディズニーの公式ホテルに戻るには、

(7)バス停:Vineland Avenue and Regency Village Driveで8番に乗る
先ほど降りたバス停と名前は同じですが、バスの方向が逆なので、先ほど降りたバス停とは道路挟んで反対側になります。アウトレットを出たら道路を渡らないで下さい。

↓ 市バス(8番 INBOUND方向)

(8)バス停:Sea Harbor Drive and Central Florida Parkwayで下車
ここは、(3)のバス停と同じバス停です。

↓ 徒歩で道路を渡って、反対側のバス停に移動

(9)バス停:Sea Harbor Drive and Academic Driveで50番に乗車

↓ 市バス(50番 OUTBOUND方向)

(10)ディズニースプリングスで下車

↓ ディズニーの公式バス(無料)

(11)ディズニー公式ホテル

注意点もいろいろあります

注意点その1:
まず、一番分かりづらいのがディズニースプリングの市バス(LINX)のバス停の場所です。ガイドブックにもあまり記載がなく、Googleで「Disney springs busstop」などと検索してもディズニースプリングスの中心を指すだけで、肝心の市バスのバス停がどこにあるかが分かりづらいです。
ディズニースプリングスでは、ディズニー公式バスのバス停はディズニースプリングスのほぼ中央あたりにあります。市バスのバス停は、ディズニースプリングスの西側、シルクドソレイユの巨大なテントっぽい建物の裏側で、ディズニースプリングスの店舗群がある中心とは少し離れています。Googleマップ等で場所を確認する場合は、Busstopと検索するのではなく、「Disney springs superstop」と検索するとその場所が出ます(呼称はスーパーストップという名前らしいです。でも、LINXのホームページで時刻表を見るとDisney Springs Transfer Centerと書かれています。)。
そのバス停の写真が冒頭の写真です。ここは複数のバスが入ってくるターミナルです。バス停のポールの表示もこれまた分かりづらいのですが、大きい数字の方ではなく、その上に小さく書かれている「LINX 50」というポールを探しましょう(冒頭写真の右)。私たちが行ったときは一番奥の方のバス停でした。

注意点その2:
このディズニースプリングで50番の市バスに乗るとき、このバス停は終点ではないため、同じ50番でも方向が2つあるので注意してください。乗るべきバスは、バスの正面上部の表示に「INBOUND」と出ている方です。間違えて「OUTBOUND」に乗るとマジックキングダム近くのTransportation and Ticket Centerに連れて行かれてしまいます。ちなみにINBOUNDとOUTBOUNDとは、日本語で言う「上りと下り」だと考えればいいでしょう。

注意点その3:
市バスの切符はバスの中で買えます。2カ所のアウトレットに行って帰りも使うので1日券を買うのが安いです。おつりは出ませんのでピッタリの金額を用意しておきましょう。一人なら$4.5、二人なら$9用意すれば大丈夫(2017年現在)。買うときは、バスに乗るときに「One day pass please」と言えば通じると思います。(正式名称は「Fixed Route All-Day Pass」です。)

注意点その4:
途中、50番のバスから8番のバスに乗り換える箇所があります(上述の(3)のバス停)。日本と同様に、降りたいバス停の手前でボタンを押さなければいけませんが、バスによってはボタンではなく、窓側にあるヒモを引くタイプ、あるいは窓側に貼ってあるテープを触るタイプなどあります。ネット上でアメリカでのバスの乗り方を検索すると、よく「海外のバスの車内では、バス停の案内アナウンスがいっさいありません」と書かれていたりしますが、最近は車内の電光掲示板で表示されるものも多いです。
もし表示がなかったら、降りたいバス停の名前を運転手に見せておくといいでしょう。上記の(3)の乗り換えのバス停については、左手にHilton Garden INNホテルが見えたら降車ボタンを押すといいでしょう。また、この(3)のバス停については、もし降り損なっても、次のバス停でも8番のバスに乗れます。

注意点その5:
必ずご自身で事前にバス停の位置をGoogleマップで確認するようにしてください。また、8番の路線はi Ride Trolleyの路線と重なる部分が多く、バス停も共通で利用している箇所が多いです。i Ride Trolleyはバス停の表示が大きい番号で分かりやすいので、i Ride Trolleyのバスマップも手元に置いてあると、市バス乗車中にバスの中から今自分がいる場所を特定するのに役立ちます。なお、Googleマップでバス停を探すとき、バス停マークをクリックしてもこのi Ride Trolleyのバス停しか表示されない場合があります。その場合は地図を拡大していくと市バスのバス停がすぐ脇に表示されることがありますのでお試し下さい。
なお、市バス(LINX bus)のサイトで時刻表や、最新の料金も見ておくといいでしょう。

注意点その6:
オーランドに限った話ではありませんが、例えば道路工事などいろいろな事情でバスルートが変わってしまうこともあるかもしれません。おかしいな、と思ったときは運転手に確認するようにしましょう。私も英語が上手ではありませんが、例えば今回のようなときはバスに乗るときに、「Is this INBOUND?」とか聞いたりして、乗るべき方向を間違えてないかとか、簡単なことは確認するようにしています。会話すると何か情報があれば運転手もいろいろ教えてくれるので、頑張って会話するようにしましょう。今回のバスでも、「帰りはここじゃなくて、通りの向こうのバス停よ」とか教えてくれました。

注意点その7:
アメリカは車社会のせいなのか、道路を渡ろうにも横断歩道が全く無いこともしばしば。そういう場所で渡るときは十分注意して下さい。

注意点その8:
ディズニースプリングスからアウトレットへは歩こうとしないでください。WDWに近い方のアウトレットは、地図上では一見すると頑張れば歩けそうな距離にも見えますが、これまたアメリカは車社会、歩道が無くなることもしばしばです。それにオーランドの炎天下では長い距離歩いたら倒れてしまいますので、Googleマップだけを信じて歩こうとはしないようにご注意下さい。

それにしても、オーランドは冒頭写真のように空が見事に真っ青でとてもキレイで鮮やか、見る分には本当に気持ちがいいのですが、日陰を出るとおそろしほど日差しが強くてとにかく暑い...です。

この記事の著者

編集部 チーフライター Mr. Richie
人生とは面白いもので、齢(よわい)40をすぎて突然アメリカで生活することになりました。海外初心者の私ですが、本ブログ唯一の男性ライターとして、ちょっとウンチクになるようなものも紹介したいと思ってます。

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