WDW連載:新アトラクション「アバター:Avatar Flight of Passage」

<↑写真:Avatar Flight of Passageの座席はバイクにまたがるようにして乗ります>

※この連載は、アメリカのフロリダ州オーランドにあるディズニーワールド(Walt Disney World、通称WDW)に関するものです。

これだけは絶対に乗っておこう!

WDWに行ったならこの「アバター」だけは乗った方がいい、いや、乗らなきゃダメ、と言いたいです。
映画「アバター」を題材としたこの新アトラクションは2017年5月下旬にWDWのアニマルキングダムに登場しました。今日現在でこのアバターを乗れるのはこのオーランドにあるWDWだけです。
アバターのアトラクションは2つ、「Avatar Flight of Passage」と「Na’vi River Journey」です。そして、特に絶対乗った方がいいのが前者の「Avatar Flight of Passage」。その希少性だけでなく、その完成度が本当にすばらしい...。

ちょっとネタバレですが、乗ったときの楽しみを損なわない程度に、この「Avatar Flight of Passage」アトラクションがどういうものかを簡単に説明します。

技術的な概要

基本的には4Dと呼ばれるアトラクションで、座席に座り、3Dメガネを掛けます。
座席はちょっと変わった形をしており、バイクのようにまたがって乗ります(冒頭の写真)。その座席が走って動くことはありませんが、正面の巨大なスクリーンの映像に沿ってその場で前後左右に傾きます。映像が3Dでダイナミックであることと、スクリーンが半球状で全ての人の座席を丸ごとすっぽり覆うような巨大なものですので、あたかもその映像の中にいるような本当にリアルな感覚におそわれます。4Dですので、映像に合わせてほのかな香りと水しぶき(濡れるほどではないです)も感じることが出来ます。

映像のシナリオ

映像は、映画アバターに出てくるように、アバターとなった主人公が惑星パンドラにいる巨大な翼竜の背に乗って、惑星パンドラの空をダイナミックに飛び回るものとなっています。3Dのアトラクションはディズニーの他のアトラクションや、ユニバーサルスタジオ等でも数多く見かけますが、この「Avatar Flight of Passage」は最新アトラクションということもあり、映像の解像度やシナリオが他の3Dモノよりも群を抜いてすばらしく、特に惑星パンドラの景色が本当に美しくかつとても細やかに再現されています。

楽しみ方

これまでの3Dモノのアトラクションは、どれもダイナミックで激しい動きを一番のポイントとしていることが多かったように思いますが、この「Avatar Flight of Passage」を一言で表現するならば、

“かつてないほど繊細美麗な3Dアトラクション”

と表現できます。
もちろん、翼竜の背に乗って空を滑空する映像はダイナミックですが、映像の正面だけを見るのではなく、できるだけ全体に目を配って、惑星パンドラの景色の美しさを堪能してみてください。

日中の待ち時間は相当な覚悟を

「Avatar Flight of Passage」は最新アトラクションであること、その出来映えが素晴らしいこともあり、開園直後を逃すと当然ながら長蛇の列です。WDWの4パークの中でも一番待ち時間が長いのではないでしょうか。ということで、次回はこの「Avatar Flight of Passage」に乗るための作戦をBell部長がお教えします。お楽しみに!

ちょっとどうでもいい話

“座席のレイアウト”
「Avatar Flight of Passage」の長蛇の列を堪え忍ぶと、小さい小部屋に順次割り振られます。小部屋の定員は16人です。2度小部屋を通過してようやく座席に座ります。座席は一人一人がバイクのような座席にまたがりますが、それが8座席+8座席で1列に並んでいます。また、その小さい小部屋は複数あり、実際にはその8+8座席が、さらに上下5,6段の構成となっているようで、それらの座席全体(100席ぐらい)を半球状の巨大スクリーンがすっぽりと覆っています。ただし、アトラクションの最中は目の前の映像美に吸い込まれますので、よほど意識しないとそのような座席配置を感じることはないでしょう。(私も「Avatar Flight of Passage」に最初に乗ったときは気づきませんでした。2回目に乗ったとき、アトラクションの最中に周囲を注意深く見て、初めてその座席構成と構造に気づきました。)
座席の位置は自分では選べません。小さい小部屋に通されるとき、順番に1~16番の番号を指定され、小部屋の床にあるその番号の位置で待て、と言われます。最終的にその番号が振られている座席に座るのですが、8番と9番がスクリーンの中央に位置するようです。ただし、妻のFast Pass+の努力もあって私たちは何回か「Avatar Flight of Passage」に乗ることができましたが、座席の位置による体感の違いはありませんでした。

“手荷物について”
座席の真後ろの壁に、座席ごとに個々に荷物を置く場所があるので、手荷物はそこに置くように指示されます。座席の真後ろで他人の荷物と一緒になることもなさそうなので貴重品も大丈夫でしょう。

この記事の著者

編集部 チーフライター Mr. Richie
人生とは面白いもので、齢(よわい)40をすぎて突然アメリカで生活することになりました。海外初心者の私ですが、本ブログ唯一の男性ライターとして、ちょっとウンチクになるようなものも紹介したいと思ってます。

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